iwatch's blog

ロック好きの会社員。ここでは主に邦楽ロックのライブレポを書いています。

マニアックヘブン Vol.8

12/25

THE BACK HORN
マニアックヘブン Vol.8
新木場STUDIO COAST

当初この日に会社の忘年会が入りそうになったんだけど、
「その日はバックホーンがあるので行けないんですが・・・」
って言ったら日程変えてもらえて、2年連続マニヘブに行けました\(^o^)/
言ってみるもんだね☆

17時前に到着して、ギャラリーAを観終わった辺りで、バクカラの仲間たちとたまたま合流♪

マニアックドリンク、俺は将司の超常現象を飲んだ。
コーラ+泡盛+テキーラで、泡盛の味はしなかったけど、まぁ悪くはなかった。
光舟の甦る陽を飲ませてもらったら、梅酒が入ってるのに薬品の味しかしなかった。。
こっちにしなくて良かった^^;
ソフト系は青空がジュースで、サニーだけ飲めなくて、コーヒー+カルピスソーダっだったらしい。

ラコスバーガーはマニアックバーガーを食した。
納豆が入ってて、新しい味に出会えた気がした\(^o^)/
食べるのも大変だったし、作る方も大変そう^^;

入場待ってる時はTシャツ1枚で風も吹いてたから、めっちゃ寒かった。。

今回は栄純側で待機。

数分押しで開演!


【惑星メランコリー】

初めて聴けた!

"愛が地球を救うなんて誰が言う
笑っちまうような絶望の底で"

"俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ"

何の希望もない歌詞。。
いや、自暴自棄といったような心境の時に、こういう歌詞聴くと癒されるんだ。
昔の自分もそうだったんだ。


【光の結晶】

マニヘブで初めてリリース後に演奏されたシングル曲!

ライブでちょくちょくやってるけど、俺が行くタイミングではやらないジンクスがあって。。
2~3年くらいかな。大好きなのに。。

今回の投票でどのアルバムが一番か選べなかったから、【光の結晶】が入った『イキルサイノウ』に投票したんだ。
そしたら1位になっちゃったから、絶対行きたいと思って!
来れて良かった。。

【惑星メランコリー】の終わりらへんから前に前に行って、思いきり弾けた♪

でも、【惑星メランコリー】でもそうだったけど、あらかじめやることがわかってるとサプライズ的な感動がないね^^;
今度は普段のライブで聴けたら良いな!


【孤独な戦場】

何年か前のマニヘブぶり!

かなり荒れてる心境を書いた歌詞だけど、もがきつつも進もうとしてる思いが伝わってくる…!
どす黒い気持ちになろうとも生き抜いてやろうという思いが!

モッシュでタックルしてくる人がいて、やめてほしかった。。


マツ
マニアックヘブンへようこそ!
マニアックヘブンvol.8始まりました!
今回は皆さんもご存じの通り、『イキルサイノウ』を全曲再現ということで、
バックホーンの表現が確立した作品でもあるので、僕たちも楽しみにしてます!」

何かで「『イキルサイノウ』は初めて満足できる作品になって、スタッフと喜んだ」みたいなこと読んだことある。


【幸福な亡骸】

本当に久しぶり!

激しい系の曲からの穏やかな曲。
和風的なメロディだと思う。

名曲であることを再認識!
久しぶりにカラオケで歌いたくなった!


【花びら】

初めて聴けた!と思ったら・・・違った。。
聴いたことある気がするのは『爆音夢花火』に収録されてたからと思ってたら、4年前のマニヘブで生で聴いていた\(^o^)/

日記を読み返したら、その時は特に良かったと思わなかったみたいだけど、今回は良かった^^

将司がハーモニカを吹く!
バッチリ決まった♪

爽やかな曲♪


【プラトニックファズ】

爽やかな曲から一転、妖艶さ溢れる曲に。

『イキルサイノウ』再現ということで、改めて聴きなおすと、【花びら】から流れが1曲1曲、曲の雰囲気がガラリと変わっていくアルバムだなと思った。
それがまた絶妙で。
自分が曲順を考えたら、こうは出来ないだろうなと思う。

将司の体をくねらせまくるダンスに目が離せない!

栄純の汚いファズも炸裂♪


【生命線】

実は好きになるのに何故か時間がかかった曲。
今聴くとすごく良い曲だと感じる。

"この空も暗闇も心映す鏡なら変えていける
いつだって その心が世界だろ"

この歌詞がこの曲で一番素敵だなと思う。
自分の心を変えれば世界の見え方も変わっていく、ってことだよね。


曲が終わるとギターを携える将司。

将司
「クリスマスという大事な日に僕らのライブを選んでくれてありがとう!」

【羽根~夜空を越えて~】

クリスマスにふさわしい優しい雰囲気の曲。

"正しくもなく だけど間違いじゃない
俺達は確かに生きた"

って歌詞が好きだな!

しかし、"カミソリを喉にあて、ひいた"って歌詞があるから、この歌の主人公は死んでしまったんだろうか。
故人がクリスマスに現世に帰ってきて、想い人のことを想う歌。
んなわけないか(笑)。

最後に栄純が鈴を鳴らしてた^^


【赤眼の路上】

このアルバムで最も前向きで力強い曲!
蒼く燃える熱情!

蒼い照明が歌詞に合っていて良かった^^

この曲を初めて生で聴いた野音を思い出した。


【ジョーカー】

前向きさの直後に、突き落とすかのようなダークで激しく病んだ曲!
人生上手く行くことなんか続かないといった絶望に通じるものがあるかも。。

フロアの前の方は暴れまくる人がたくさんいて大変だった。。

生きてくことは大変だけど、この曲のような心境になることはここ数年ない。

それは良いことなんだけど、その分この曲が心に響かなくなったから、寂しさにも似たような気分があったり。
だからといって、昔のような気分にはもうなりたくはないけれども。


【未来】

アルバム最後の曲。
闇を浄化してくれるような曲。
大好きな曲。

"シャボンが飛んだ 壊れて消えた
それでもシャボンを飛ばそ 空に届くように"

"何処まで何処まで信じてゆける
震えるこの手に思いがあるさ
心に心に歌が響いて 僕ら歩き出す
鮮やかな未来"

生きていく限り、この歌詞は本当にこれからも心に響き続けると思う。


『イキルサイノウ』再現ライブを体験して、このアルバムは"生きる才能がない人(不器用な人、社会不適合者)"がそれでも諦めずに必死にもがいて生きていこうとしてる姿を表現したアルバムなんだな、ということを感じた。
そして、同じく"生きる才能がない人"に力を与えてくれる、そんなアルバムなんじゃないかと思う。
バックホーンで『イキルサイノウ』が今、一番好きなアルバムになった。
最高の再現ライブだった!


メンバーは一度退場し、数分して第二部が始まった。

暗闇の中、将司がまず現れて、ドラムセットに座って、あの曲のドラムを叩き出した。

次に光舟が出てきて、ギターの位置に。

栄純は一度ボーカルマイクの前に立って、ベースの位置に行った。
フェイント(笑)。

そしてマツがボーカルマイクの前に!

【天気予報】

そういう立ち位置なら、やっぱりこの曲だよね(笑)。

マツはカンペ見ないで歌ってた。
「歌詞覚えたら寒い」みたいなこと前に言ってたのに(笑)。

今回は栄純と光舟もそれぞれの楽器をチェンジして演奏!
マツが歌ってる中、光舟が地味に速弾きしてて、めちゃくちゃ上手かった(笑)。

最後の方にマツが栄に何やら耳打ちして、最後の歌詞を"やまない雪"に変えた(笑)。


将司とマツが元の位置に戻り、将司がアコギを弾き始めた。

【雨乞い】

やまない雨の後に雨乞い(笑)。
どれだけ雨を求めてるのか(笑)。

これの後はあの曲だから、会場の期待が上がる空気を感じた^^

栄純はベース持ったまま手拍子を始め、"こいつギターに戻るの忘れてるな"と察した光舟が栄純に声をかけにいってた(笑)。


【怪しき雲ゆき】

【雨乞い】から高まっていた期待が一気に爆発して、激しく盛り上がる会場!!


【リムジンドライブ】

マニヘブでお馴染みな曲の連打!
意外性はなかったけど、とても楽しめた\(^o^)/


ここでMCタイムに。

光舟
「(汗だくの将司を指して)山田、シャツ着替えてるからね(笑)」

将司
「これ去年のなんだよ」

光舟
「そこまで気付く人もいるんだろうな。
マニアックな人が。

ドラムだと使う筋肉違う?」

山田
「ドラムもっと練習したいと思ったね」

光舟
「ストイックだな!」

将司
「ボーカルとドラムの位置は大体重なってるし、縦のラインで。
ここ(栄純と光舟)は横のラインね。
縦のラインは呼吸やグルーヴを作ってるから」

光舟
「グルーヴと言われたら俺も黙ってられないな!」

将司
「斜めのライン(笑)」

光舟
「マツの髪も俺の方に向かってるからな(笑)」

栄純
「俺はなんなんだよ(笑)」

マツ
「栄純の方は(髪が)逃げてる。風が吹くからな」


マニアックドリンクの話に。
光舟や将司がツイッターで評判をチェックしてて、マズイって書いてるの知ってるぞ!と光舟が言ってた(笑)

そして光舟がマッサン(竹鶴政孝)のしゃべり方をマネしてた(笑)。

光舟
「ウイスキーの匂いが薬みたいってあれは〇〇(忘れた)の香りなんだよ」

栄純
「ま、ニンニクの匂いだって、目つぶればウンコの匂いじゃん(笑)」

光舟
ナンプラーは靴下の匂いだし(笑)」

栄純
「食事中の方、すいません(笑)」

光舟
「試飲してると、どんどん味わからなくなってくるよな。
試行錯誤して飲みまくるから、ベロベロになっちゃって(笑)」

将司
「俺は美味しいの先を目指してるから。
マニアックな味じゃないと。
フリスク入れたいんだよなぁ」

光舟
「弾けそうだね(笑)それ、メントスか(笑)。
寒空でドリンクが手にかかる(笑)」

マツ
「今日は寒かったでしょう?
せめてもの気持ちでカイロを用意しました。
ここぞという時まで開けずに取っておくのも良いと思います。

ギャラリーは平日なんでまだ観れてない方もいると思いますが、
なるべく全員に観てもらいたいので、
ライブ後30分ですが、少しでも延長出来たらと思ってます」


【舞い上がれ】

これもお馴染み感のある曲。

今までちゃんと歌詞読んでなかったから気付かなかったけど、この歌の季節は冬なのね。
今の季節にピッタリ^^

"舞い上がれ 壁を越えてゆけ
桜咲く頃に笑い合えるように

舞い上がれ 壁を越えてゆけ
今は苦しくて まだ一人だけど
走り続けるさ"

良い歌詞だ。。


将司
「2014年も終わるねぇ。
そんなこと言われても、あぁ、としか言えないよなぁ。
良いことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもないよな。
来年も共に生きていきましょう。
カバー曲をやります。中島みゆきさん【時代】」

【時代】

"今はこんなに悲しくて涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔にはなれそうもないけど

そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ
あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ

だから今日はくよくよしないで今日の風に吹かれましょう

回る回る時代は回る 別れと出会いを繰り返し
今日は倒れた旅人達も生まれ変わって歩き出すよ"

…これはマジでヤバかった。

20年くらい前かな、辛いときにこの曲聴いて、この"いつか"が来るのかなと思ってたからなぁ。
来たよ、そういう時が、って思うとちょっと涙出そうになった。。
俺も歳を取ったなぁ。。

今も大変なことはあるから、何度でも生まれ変わって、歩き出そうと思った…!

最高のカバー!
音源化希望!

からの…


【旅人】

【時代】の歌詞に"旅人"とたくさん出るから、この曲にしたんだろうな^^

『ヘッドフォンチルドレン』も粒曲揃いのアルバムだから、個人的にはあまり思い入れはない曲だけど、改めて聴いたら良いなと思えた^^


【カラビンカ】

熱狂的に盛り上がる会場!

後半はマニヘブ名物とも言える、栄純の奇怪なダンスが炸裂!
いつの間にか将司がギター弾いてた^^

栄純はステージ上を自由に動きまくって、踊り狂い、Tシャツの中に手を突っ込みド根性ガエルみたいに動かしたりしていた^^

ギターを持って弾き出したと思ったら、すぐに将司の肩にかけて、最後は助走つけてダーイブ!!

カオスな雰囲気で楽しかった♪


【さらば、あの日】

ラスト!

"馬鹿だろう?今俺は何もない故に何処へでもゆける
ただ願う 咲け花"

本当に良い歌詞。。

最後のアーアーアー!!の叫びは今回一番ゲキアツな瞬間だった!!


アンコールじゃなかったから、初めて【さらば、あの日】終わりではないマニヘブになるかな、と思ったらアンコールないまま終了。

やっぱり【さらば、あの日】以外マニヘブのラストはあり得ないってことなのね。

でも、今回もマニヘブ最高だった!!
たくさんパワーをもらえた気がした^^
バックホーンは聴き手の背中を押してくれる素晴らしいバンドだ!

外出たらほんの少し雪が降っていた。
ホワイトクリスマス!人生初!

次のマニヘブも絶対行きたいな!!


セトリ

≪第一部≫
惑星メランコリー
光の結晶
孤独な戦場
幸福な亡骸
花びら
プラトニックファズ
生命線
羽根~夜空を越えて~
赤眼の路上
ジョーカー
未来

≪第二部≫
天気予報
雨乞い
怪しき雲ゆき
リムジンドライブ
舞い上がれ
時代(中島みゆきカバー)
旅人
カラビンカ
さらば、あの日