iwatch's blog

ロック好きの会社員。ここでは主に邦楽ロックのライブレポを書いています。

ハルカトミユキ ワンマンライブ2015‘世界’

6/19

ハルカトミユキ
ワンマンライブ2015‘世界’
@恵比寿LIQUIDROOM

4月にリリースされたミニアルバム『世界』のレコ発ツアー。
会社を定時に上がれば開演には間に合うけど、52番と良番だったから半休取って行ってきた。
(うちの会社は去年から有給取得率上げようと躍起なので)


とはいえ、自分のノルマが達成ギリギリな状態だから、結局17時過ぎまで働いてしまったが。
着替えることなくYシャツ姿で会場に行ったら、同じような人がチラホラ。
カバンがコインロッカーに入らなくてどうしようかと思ったけど、クロークがあって助かった。


SEには銀杏BOYZの『銀河鉄道の夜』や中島みゆきの『地上の星』などが使われていた。


9分押しで暗転!
中畑をはじめとしたバンドメンバーとハルカとミユキが登場!
ミユキはサイドを剃り上げて、派手なモヒカン!
赤を貴重とした迷彩服というかなりトリッキーな格好だった。
ハルカは金髪ベリーショートで真っ赤なドレス。
とてもかわいらしかった。

SEが流れる中、ハルカが歌い出し、曲が始まった。


【世界】

今年の頭にリリースされた曲が今年初ワンマンの冒頭を飾って、
やっぱこれだよね!と思った^^
1回目のサビが終わるとハルカが気合の入った声を上げた!
今回のライブへの意気込みを感じた。

去年の11月に"change"を掲げ、ライブしたハルカ。
痛みや哀しみを歌った曲が多いけど、
世界は力強さや前向きさを沢山感じられて、
本当にハルカは"change"したんだな、と感じた。


【バッドエンドの続きを】

去年のワンマンでも披露された曲。
当時は未発表曲だったけど、4月にリリースされたミニアルバム『世界』に収録された。
かっこいい曲で開場も盛り上がった。


【ヨーグルト・ホリック】

『世界』の曲の中でもかなり好きな曲。
曲始める前にハルカが「久しぶりの曲をやります」と言って、
新曲じゃなくて昔からあった曲だったんだと知った。
メロディがすごく好み。


ミユキ
「今回はワールドツアーということなんですが、実際には東京と大阪でしかライブやりません。
でも、いつかはワールドツアーしたいです。
ね?」

ハルカ
「え?何の話してるの?」

ミユキ
「色んなとこでやりたいよね」

ハルカ
「だから何の話してるの?」

ミユキの話を全く聞いてないハルカ(笑)


ミユキ
「私はシアトルでライブしたいな。NIRVANAのカートの出身だから。
カートの顔が好きで、最近カートの新しいドキュメンタリー映画が出来て、ずっとカートの顔が出てるの^^」

ハルカ
「そんなことないでしょ」

ミユキ
「そうなんだよ。
6/20~27まで公開してるので、見てください。
どこでやってるか知らないけど(笑)」

ハルカ
「何でもう観れたの?20日からなんでしょ?」

ミユキ
「観たいって言ったら観せてもらえたんだよ」

ハルカ
「そんなことあるんだ。。」

ミユキ
「愛だよ^^」


ハルカ
「次の曲は小学生の頃の曲で。
私は納得出来ないことや、どうしようもない事があると、傷ついたり悩んだり、
その頃から面倒くさいヤツだったんですけど。
そのときの事を歌った曲です。未成年」


【未成年】

ハルカトミユキの歌詞ってまだまだ全部ちゃんと読んでるわけじゃなくて、
ライブ後に調べて読んでみた。
曲の前にエピソード話してくれると、より曲に興味がわく。


【マゼンタ】

「ひとりぼっちの…驚くほどの空の色」とハルカが言って始まった曲。
これも昔からある曲で"世界"に収録された曲。
友達が好きな曲だから、その友達を思い出した。
思えばハルカトミユキを知ったのも、その友達がキッカケだったな。


【春の雨】

今年のハルカトミユキは毎月新曲をリリースするというマニフェストがあって、
この曲は先月の新曲。
幾重にも重ねられたハーモニーとエレクトロなサウンドが印象的。
ハルカの歌ってる姿がとても神秘的に見えた。


【君はまだ知らない】

これは3月の新曲で"世界"にも収録された曲。
リリース当時は"世界"に収録されることがわかってたから配信では買わなかった。
"change"する前の頃のような曲調だけど、最近結構好きになってきた。
メロディが美しい。


ハルカ
「カバーを1曲やります。
プライドがあると辛いと思うんですよ。
私は踏みつけられても、叩かれてもいいと思えるようになったんですけど
でも辛い。辛くて。人生は辛くて。
だけど、それは一生懸命だったり、しっかりしたいと思ってるからこそで。
自分を守る為ならプライドを捨ててもいいと思うんです。」

足りない部分もあるけど、こんな事を話してた。


【流星】

吉田拓郎のカバー。
ハルカ一人の弾き語りで演奏された。
原曲も聴いて歌詞読んでみたいな思った。


ハルカ
「6月の1曲。みんな聴いてくれた?あれ?」

会場でダウンロードコードが渡されたけど、反応鈍かったからあまり聴いてると人いなかったようだ(俺もだけど)。。

ハルカ
「ミユキはコミュニケーションが苦手で。
人のことは言えない、私も苦手で。
相手が何を考えてるのかわからなくて、自分は冷たいんじゃないか、おかしいんじゃないかって悩んで。
人の表情やしゃべり方を真似してみてもわからなくて。
そんな怖さを歌った曲です。
音源はバンドサウンドだけど、今回はミユキと二人のピアノver.でやります」


【COPY】

これも痛みを歌った系の曲。
音源はグランジサウンドらしいから、曲に合いそう。
聴けるの楽しみ♪


ハルカ
「歌う意味を思い出させてくれたみんなに歌います」


【その日がきたら】

去年リリースされたミニアルバムから。
ライブだと力強いアレンジになってて、音源も好きだけど、この感じも好き。
同じ作品に収録されてた【赤くぬれ】もライブでやってほしいな。
この作品の曲はこの曲と【青い夜更け】以外は去年のワンマンでもやらなかったし、封印された感がある。。


ミユキのモヒカンの話題に。
フロアに見えてる右側より、左側の方がより多く刈り上げられてて、それを披露して盛り上がった(笑)。

ハルカ
「ミユキがこれだけの気合を入れてくれたので、私も見せます!
踊るんで、みなさんも踊ってください!」


【嘘ツキ】

ハルカが前に出て、踊った!
こんなハルカが観られるなんて!

この曲は今年出た曲、いや、今までで一番好きなレベル。

メロディはもちろん、踊れるビートが良いし、歌詞もすごく好き。


============================
ああ 君のすべてが欲しくなった
ああ こんな欲張りは君のせいなの

ああ 君のすべてを待ってるんだ
ああ 君が笑うのを待ち続けてんだ

本当は誰より一番綺麗って言われてみたい
妄想だ、わかってる プライドとっくに壊れても
毎日自分の顔を キレイに塗りたくって東京
それでも生きていたいよ
============================

赤裸々だし、かわいいし、すごく良い歌詞だなって思う。
とてもエモーショナル。

明るい曲ではないけど、みんなで歌える部分もあるし、本人達も楽しそうに演奏してた^^

フェスとかでイントロをSEに登場して、そのまま1曲目に演奏したらかなり盛り上がるんじゃないかな!

ハルカトミユキ 『嘘ツキ』 - YouTube



【振り出しに戻る】

速くて盛り上がる曲!
ハルカトミユキのライブでこういう曲になるとサビ以外は手拍子になって、
ぶっちゃけそういうノリは苦手^^;
曲の一部分とかならいいんだけど、演奏が聞こえづらくて。。


【tonight】

「ムカつくヤツをぶっ飛ばしにいく曲です!」とハルカが言って演奏された曲。
この曲もノリノリで演奏するハルカ。

新譜から演奏されてなかった最後の1曲。
ニューウェーブ的なシンセが良い。
ミニアルバム『世界』はかなりの名盤だと思う!


ニュートンの林檎】

======================
「勝てないお前が悪い」
「勝てない私が悪い」
勝てないお前が悪いから
======================

色々考えちゃう歌詞。。
とりあえず勝つしかないと今は思う。


【マネキン】

ここ一年の間に全アーティスト含め、一番聴いている曲。
やっぱり良いなと思った。
歌詞もほとんど覚えてるから、口パクでずっと歌ってた。


ミユキのキーボードの上に置いてあるキューピー人形の話に。

ミユキ
「これ金髪だった頃の私なんだよ」

ハルカ
「じゃあモヒカンにしないと辻褄が合わない」

ミユキ
「いつでも変えられるよ(笑)」

そこから何故かミユキは無性生物だってハルカが言い出して、

ハルカ
「(色んな人を指さしながら)男、男、男、男、女、男、女、女・・・」

この流れは・・・


【プラスチック・メトロ】

ハルカトミユキで初めて聴いた曲。
JAPAN(音楽雑誌)の付録のCDには入ってた曲で、聴いてすぐに気に入った。
ポエトリーリーディングが入った、ハルカトミユキの曲の中ではトリッキーな部類に入る曲だなと今は思う。
そんなキッカケとなる曲をやっててくれて嬉しい^^

狂ったようにヘドバンしながら踊るミユキが印象的だった。


【青い夜更け】

「皆さんの声を聴かせてください」とハルカが言い、演奏された本編ラストの曲。
一緒に歌うようなとこはないから、声は聴かせられないけど、
だからこそより「声を聴かせて」という想いが強まるのかもしれない、と思いながら聴いていた。
明るい表情のハルカも沢山あったけど、こういう曲では別人のような哀しく崩れてしまいそうな表情になって、
それもエモーショナルで良い。


アンコールを待っていると、会場のサイドにあるスクリーンに映像が流れ始めた。
その時にこのライブでハルカトミユキから"大切なお知らせ"があることを思い出した。
ライブに夢中で忘れてた。。


映像ではライブハウスの楽屋の廊下のようなとこにハルカとミユキがいて、歩きながらメッセージを発した。

ハルカ
「ハルカトミユキから大切なお知らせ。
私、ハルカはひとりぼっちで、ミユキは私以上にひとりぼっちで。
そんな二人が出会ってハルカトミユキになって。
もっと多くのひとりぼっちが集まったらどうなるんだろうって。
それはもうひとりぼっちじゃないと思うんです。
集まる場所は星空の下。
日比谷の野音でフリーライブやります。
10/3に野音で会いましょう。約束ですよ」


映像が終わり、登場するハルカとミユキが再登場!
ハルカはキラキラした素敵な笑顔だった^^

ハルカ
「もう一つ大切なお知らせがあります。
9月にミニアルバムを出します!
野音が決まって、星空の下で歌いたい曲が出てきて、その曲を入れると思います」


ハルカトミユキは今年、毎月1曲配信、ミニアルバムとフルアルバムを1枚ずつリリースするというマニフェストを掲げていて、
ここに来て更にもう一枚ミニアルバムを出すとは!
熱すぎる!


ただ、いらぬ心配かもしれないけど、フリーライブは確実に赤字だろうから大丈夫かなと思う。
これを気にハルカトミユキの名前を知ってる人なら是非ライブに来て、ファンが増えてくれたら良いなと思う。


ハルカ
カート・コバーンが『錆びてフェードアウトするより燃え尽きた方がいい』って話してて、そんな夜にします」

ちなみにミユキはカートの顔ファンだったから、この言葉は知らなかったらしい(笑)。


ハルカトミユキ
「みなさん、ミユキのカウントダウン観ました?
ミユキがツイッターで今日のライブのカウントダウンの画像をアップしてて。
途中で計算間違えてることに気付いて(笑)」

ミユキ
「数字数えられなかった(笑)」

ハルカ
「ライブの日すぎちゃうじゃん!って(笑)
今からでも観てください(笑)」

ミユキ
「横断歩道でこれ(キューピーの人形)置いて、かなり怪しい人だったよね(笑)」


ドライアイス

「大切な曲を歌います」とハルカ。
去年の11月のワンマンでもこの曲をアンコールに演奏してた。
そして、次に演奏した最後の曲も。


【Vanilla】

【青い夜更け】の時にも感じたけど、"change"したハルカトミユキではあっても、
クライマックスに演奏する曲はこういった痛みを歌った曲で。
自分達の原点を忘れずにいようという想いからなのかなと考えながら聴いていた。
ライブでは聴けなかったらきっと物足りないと思ってしまうし、
好きな曲だから聴けるのは嬉しいけど気になった。

でも、去年のロッキンでハルカを観て、この人は本当に病んでる人なんだな、
と思ったけど今はそんなことはない。
本当に"change"したんだなと今回も感じた。


終演後はハルカとミユキがそれぞれ野音の優先入場チケットを自ら来場者に配っててスゴイと思った!
しかもサイン入り!
こういう活動でファンがもっと増えてくれたら良いな。

 

f:id:iwacchan31:20150620154140j:plain


スタッフの人にはフライヤーと一緒にポスターももらった。
家に帰ってから開いてみると、会場に貼ってあって、良い感じだなと思ったポスターだった!
ハルカトミユキ太っ腹すぎ!


野音には必ず行くし、来月はきのこ帝国との2マンにも行く。
この2マンは"こんな2マンあったら最高なのに"と思ってた2マンだから楽しみ\(^o^)/


セトリ

世界
バッドエンドの続きを
ヨーグルト・ホリック
未成年
マゼンタ
春の雨
君はまだ知らない
流星(吉田拓郎のカバー)
COPY
その日がきたら
嘘ツキ
振り出しに戻る
tonight
ニュートンの林檎
マネキン
プラスチック・メトロ
青い夜更け

en.)
ドライアイス
Vanilla