iwatch's blog

ロック好きの会社員。ここでは主に邦楽ロックのライブレポを書いています。

Wonder Future

ASIAN KUNG-FU GENERATION
Tour 2015 「Wonder Future」

7/18
@横浜アリーナ

8/25
@鎌倉芸術館大ホール


7月8月と1回ずつアジカンのレコ発ツアーに行ってきた。

約2年振りのアルバムはラウドなロックアルバムと自他共に言う内容だった。
それなのにツアーの内容は前回のアルバム『ランドマーク』と同様にホールを回るというもの。
ラウドなロックならライブハウスツアーが合うのに不思議だった。

でも、ツアーが始まってどんな内容なのか、そして実際目の当たりにして、その高度に昇華されたアーティスティックなステージに魅了された。

会場に入ってまず目に入るのが、大小、形も様々な立方体の真っ白なオブジェ。
前方にはそのオブジェそれぞれにマイクスタンドや楽器が設置されている。
そのオブジェを作ったのは建築家の光嶋裕介氏。

ライブが始まるとそのオブジェ一つ一つがスクリーンの役目を果たし、曲毎に様々な絵や映像が映し出される。
プロジェクションマッピングというものらしい。
一つ一つ独立して映像が流れてるように感じるときもあれば、全体で1つのスクリーンのように機能している事もある。
この演出だけでも見応えがあって楽しめた。

そしてセトリは曲数が多く、マニアックな曲も多かった。
この局面でなぜ?といった流れもあったけど、アジカンをずっと聴き続けてきた人なら神セトリと思うはず。

というわけで、まだツアーは続くから行ける人は行った方が絶対良いと思う。
こんなロックショーにはなかなかお目にかかれないから。

では、レポ始めます。


【Easter / 復活祭】

今年久々にリリースされたこの曲からスタート!
'復活祭'というタイトルがアルバム最初の曲としても、ライブの始まりとしても相応しい!

格好良いロックナンバーでかなりお気に入りの曲♪

映像は街の風景。


【Little Lenon / 小さなレノン】

アルバム通りの流れ!
ゴッチとしてはこの曲をアルバムの1曲目にしたかったとインタビューで言っていて、それも納得の勢いのあるナンバー!

映像についてはライブ後に書いたメモでは'線'としか書いてなくて、どんなのか思い出せない^^;


【Winner and Loser / 勝者と敗者】

アルバム通りの流れが続く!

この曲の映像は結構覚えてる。
色とりどりの大きなステンドグラスがイントロのリフになると中抜きで枠だけになって、スポットライトのように点滅してメチャクチャ格好良い!
ブリッジでカラフルなステンドグラスが絵の具が水上で溶け合ったみたいな感じに。

曲自体も格好良いし、映像との相乗効果ですごく良かった!


【Caterpillar / 芋虫】

4曲連続アルバムの曲順通り。
まずは新譜の世界観をオーディエンスに浸透させたかったのかな?

映像はキャタピラの上を流れていくいくつもの建物(家とかお城とか)。
隅っこで芋虫も流れてた。


【N2】

前作から反原発ソング。
無数のバクテリアみたいな映像が流れていた。

鎌倉公演でこの曲の時に手拍子が起きて、後でゴッチが「リズムに全然合ってなかった」と困惑してたことをMCで話してた^^;


【センスレス】

『ファンクラブ』からのプログレッシブハードロック!
格好良いし、歌詞も良いし、昔から大好きな曲♪
初めて聴いたのはCDJで新曲として披露された時だなぁ。
もう10年近く前か。。


【リライト】

みんな大好きのキラーチューンで盛り上がりまくる会場!

ワンマンでは間奏でセッションが始まる事が多いけど、今回は今までで一番大胆だった!
シモリョー含む各メンバーのソロが入ってもはや別の曲みたいな感じ。
それぞれとても良かった!

そこからのラストのサビが最高の盛り上がり\(^o^)/


【Planet of the Apes / 猿の惑星

新譜から。
2分ちょっとの激しいナンバー。
映像は忘れた^^;


この曲の後にサポートのシモリョーの紹介タイム。

アジカンの4人がケンカしないのは彼のおかげ(横アリ)。
アジカンの4人のギャグを一番笑ってくれる(鎌倉)。

てな感じだった^^


【ナイトダイビング】

嬉しい選曲♪
ゴッチと建さんのボーカルの掛け合いが最高!


【Eternal Sunshine / 永遠の陽光】

新譜から。
ナイトダイビングの夜から夜明けになるストーリー性のある流れが良かった^^
エモくて良い曲。

映像は暗めの照明に陽射しがうっすらと射すような感じ。
サビ辺りで明るくなる。


【或る街の群青】

【Easter】とは違う街の絵が映し出されていた。


【青空と黒い猫】

前々作の『マジックディスク』から。
このツアーで久しぶりに聴いて、好きになってきた。

バックには大きな月の映像。


【Prisoner in a Frame / 額の中の囚人】

新譜から。
割りと好きな感じの曲。

歌詞の通り、抽象画(額に入れられてカラフル)がいくつも映し出されていた。


【深呼吸】

こんなレア曲やるとは!
好きな曲だから嬉しかったけど、中盤は暗めな曲が多かった印象。

海の中にいるような映像だった。


【今を生きて】

一転して明るい曲!
手拍子やイェー!と歌えるとこもあって楽しい雰囲気♪


【嘘とワンダーランド】

建さんボーカル曲。
長丁場のライブでゴッチの喉を休める必要もあってか次の曲も建さんボーカル曲だった。

ゴッチ(横アリ)
「知らない曲やってるな~みたいな顔しないで下さい。
次はもっと知らない曲やるぞ!(笑)」

ゴッチ(鎌倉)
「今日の声援ほとんど建ちゃんじゃねえか。」

建さん(鎌倉)
「ここから程近い南横浜の事を歌った曲をやります。」


【シーサイドスリーピング】

建さんの曲はこれの方が前の曲より好きだな^^


【Signal on the Street / 街頭のシグナル】

新譜から。
爽やかな曲調でなかなか好き^^


【新世紀のラブソング】

もう本編終了間際。
普通のアーティストだったら勢いある曲を連発しそうなタイミング。

ここでこういう落ち着いた雰囲気から始まり、メッセージ性のある曲を入れてきたのに強いこだわりを感じる。

この曲は聴いてると泣きそうになる。。

“ほら君の涙 さよなら旧世紀
恵みの雨だ 僕たちの新世紀”

9.11から21世紀は始まっで暗い時代が続いてるけど、希望のある世界になってほしい。


ネオテニー

またもやクライマックスには似つかわしくないタイミングの曲!

最近ゴッチがこの曲は(原爆を落とされた)広島を思って書いた曲とツイッターでつぶやいていた。
久々に聴けて、こういったエピソードを知れて、改めて曲の良さを良かった。

この曲が収録されたアルバム『ワールドワールドワールド』はアジカンで一番好きなアルバムだけど、好き度では下の方の曲だったので。

最初の方のブレイクが最高に格好良い。


【トラベログ】

アルバム通りの流れで意外だった!
今回のツアーは『ワールドワールドワールド』からの選曲が多い!
好きな曲だから嬉しかった♪

石が積まれたような柱の映像。
平面のオブジェそれぞれが立体的に見えてすごかった。


【Standard / スタンダード】

新譜から。
アジカンらしい曲と俺は思うので、かなり好き♪

途中からセット全体が横に回転していくのような映像が流れた。
すごくリアル!


【Wonder Future / ワンダーフューチャー】

新譜と同じ名前の曲で本編終了。


アンコール。
ここから写真撮影オッケータイム(SNSへのアップも可)。

なぜこのツアーで写真撮影を許可したのか、演出を考えると納得。
こんなすごい演出ならバンド側が最初は全編写真撮影オッケーにしようとしてたのも納得。

横アリではスマホのライトを焚いてる人が多くてとても綺麗だった^^

そしてアンコールのセトリは大人気曲を惜しみ無く披露して、ラスト以外はどの公演も違う内容のよう。

ここでは鎌倉公演の模様を書こう。


ゴッチ
「N2の時の手拍子が全然合ってなくて、何に合わせてたの?
(メンバーの方を向いて)演奏出来るかちょっと不安になったよね(笑)。

昔は黄色い歓声はうるさいと思ってるだかだったけど、今日のは面白かったね(笑)
『健ちゃーん!健ちゃーん(←テンション下がり気味で)。。』って(笑)。
次は静かな曲なのになって半分くらい思うけど、許せるようになってる自分がいます(笑)。
こういうライブがあと何回出来るかわからないからね。

明日死ぬ人はいないと思うけど、1週間くらいは今日のこと思い出して元気になるような演奏をします。」


なんかアジカンはいつまで続くかわからない的な雰囲気を感じた。。
横アリではジジイになるまでやる的なことを言ってたんだけどなぁ。。


江ノ島エスカー】

『サ消えないからーフ ブンガク カマクラ』から。
鎌倉公演ならではの選曲^^


【君の街まで】

久しぶりに聴いてすごく良い曲だなと思った!

“まだ夢のような場所までは飛べないけど
羽ばたいてる間は消えないから”

めちゃくちゃ良い歌詞…!
元気出た^^


【ループ&ループ】

フェスでやると「またか~」って思うけど、ワンマンだとメッチャ良い♪


【海岸通り】

「逗子の歌を唄います」とゴッチが言い、演奏し始めた。
知らなかった^^;
『ソルファ』責めの良いアンコールだった^^


Opera Glasses / オペラグラス】

新譜のラストを飾る曲で締め!
2時間半の濃密な時間だった^^


このツアーは来月にもう一回行くから、存分に堪能しようと思う!


セトリ

Easter / 復活祭
Little Lenon / 小さなレノン
Winner and Loser / 勝者と敗者
Caterpillar / 芋虫
N2
センスレス
リライト
Planet of the Apes / 猿の惑星
ナイトダイビング
Eternal Sunshine / 永遠の陽光
或る街の群青
青空と黒い猫
Prisoner in a Frame / 額の中の囚人
深呼吸
今を生きて
嘘とワンダーランド
シーサイドスリーピング
Signal on the Street / 街頭のシグナル
新世紀のラブソング
ネオテニー
トラベログ
Standard / スタンダード
Wonder Future / ワンダーフューチャー

en.(横アリ)
ソラニン
未来の破片
迷子犬と雨のビート
君という花
Opera Glasses/オペラグラス

en.(鎌倉)
江ノ島エスカー
君の街まで
ループ&ループ
海岸通り
Opera Glasses / オペラグラス

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