八面玲瓏
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八面玲瓏
会社の後輩と行ってきた!
フラワースタンドには様々なバンド、アーティストのものがあった。
客層は年齢層高めのイカつい人が多め^^;
席は2階席の通路のとこで、アリーナ中央の八角形のリング、いや、ステージがよく見えるなかなか良いとこだった^ ^
10分押しで会場暗転!
お馴染みの神々しいブルガリア民謡のSEが流れる中、武道館ならではの演出に会場が湧いた!
ステージから天井に向かって映像が照射された!
天井を使ったプロジェクションマッピング!
壮大!
武道館の空間を最高に活かした演出!
こんな手があったとは!
そしてアリーナの4方向からBRAHMANのメンバーが登場して、ゆっくりとステージに集結!
【The only way】で幕開け!
始まりにふさわしい!
続いてこの週にリリースされたアルバム『梵唄』から【雷同】!
BRAHMANらしい激しいハードコアナンバーですぐに好きになった!
「前も後ろもねぇ!
右も左もねぇ!
上も下もねぇ!
恨みもわだかまりもねぇ!
過去も未来もねぇ!
ありのままの形、ありのままの俺たち本来の姿!
2月9日武道館、さあ戦おうぜ!
俺たちBRAHMAN始めます!」
ここから放たれたのは…【賽の河原】!
「BRAHMAN始めます!」からのこの流れ上がる!!
そして【SEE OFF】【BEYOND THE MOUNTAIN】のコンボ、【Speculation】などといったライブ必殺曲を連発!
ステージ上で暴れまくるBRAHMAN、特にMAKOTOに痺れた!
アリーナものすごい数のダイバーだったw
そして10曲目の【怒涛の彼方】!
今回は様々なゲストミュージシャンが参加したんだけど、そのトップバッターはスカパラのホーン隊!
BRAHMANに負けない激しいステージングでメチャクチャ格好良かった!
中盤ではしっとりした【終夜】。
数えるくらいしか聴いたことない曲だったけど、すごく良い曲だと思った…。
続いてハナレグミをゲストボーカルにした【ナミノウタゲ】。
オシャレな姿で軽やかに動く永積タカシ、良い意味でBRAHMANのステージで浮いてた^ ^
「波のこっち側で生きてる人にも、あっち側に行っちまった人にも届くいい声ありがとう。」
しんみり。。。
【A WHITE DEEP MORNING】
BRAHMANには静かに始まって、サビで激しくなる曲が何曲かあるけど、その中でも特に好きな曲!
イントロのギターリフが神々しい。。
そしてゲスト2連発!
まずはSLANGのKO!
「たった90秒のために札幌から来たよ。
気合い入れろ! 食われんぞ!」
KOが加わった【守破離】初めて聴けた!
悪魔みたいな声だ\(^o^)/
てか、曲も短いけど歌う部分も少なすぎ^^;
この曲のためにBRAHMANのために札幌から来たの熱い!!
KO
「札幌といえばもう1人!」
THE BLUE HERBのILL-BOSSTINO!!
演奏されたのは【ラストダンス】!!
原発や電力会社をストレートに批判した歌詞が熱い!!
去年出た曲の中で1番好き!!
"ある時 俺は聞いたんだ
今も裁かれない あの電力会社のお偉方
誰か 誰か殺してやろうと思わなかった?
そいつは答えてくれたよ
お前には一生解らねえと思うがよ
怒りを抱えたまま生きていくのは疲れんだ
それが1番苦しい人生なんだよ ってさ
そう言わせた事が何より罪深い
罪深いのは俺らだ
これは千年経っても泣かれるオペラさ
万年経っても治らねえ大怪我だ"
特にこの歌詞が胸を打つ。。。
最後の全員での全身全霊!!全身全霊!!のコーラス最高!!!
「札幌の男たちはレベルミュージックで怒ってるからかっけえ!
札幌の男たちだけ怒らしといていいの?」
【不倶戴天】!!!
怒り曲3連発を締めくくる激ハードコアナンバー!!
格好良かった…!!
エモさが際立つ【ARRIVAL TIME】【Answer for...】を挟み、【警醒】の演奏が始まった!
遂にTOSHI-LOWがアリーナに飛び込んでくるかと思ったら…
「今夜、俺はそっちに飛び込めねぇ。
だから代わりに暴れてくれよ!」
武道館ならではの規制か。。。
でも、この曲で客のとこに飛び込まないTOSHI-LOWを観れるのもレア!
「今日は制約が多い。出来ないことだらけだ。
自分に出来ないことは人に頼めばいい。
背の高いやつに棚の上のものを取ってもらうように頼めばいい。
そして俺も引き受ければいい。
あの日から教わった。
車椅子のやつのために遠くに行こう。
目の見えないやつのために俺が見よう。
頼むことは逃げじゃない。挑戦。
人生が早く終わってほしいと思ったこともあるけど、今夜は終わってほしくない。
俺が歌えないなら、歌の上手い友達に頼めばいい。今夜。」
細美さんが登場し、TOSHI-LOWと【今夜】を歌い上げた!
細美さんはステージの周りを練り歩きながら歌っていた。
「紹介します!
俺の親友、細美武士!」
細美さんがステージを去る前に2人抱きしめ合ってた^ ^
「武道館はすごい場所なんだと感じたけど、気にくわないことがあって。
今まで突っ張ってたのに、武道館だからって感謝の言葉言うヤツ。
今までのなんだったんだよって。
1つだけ言わせてくれよ、ご来場ありがとうございます。
こういう気持ちになります笑。
武道館は俺には制約が多くて厳しかったよ。
飛び込んだらダメなんだろ?
『はい』
殴ったらダメなんだろ?
『はい、もっとです。人に触ったらダメです』
危ない、入場のとこでハイタッチするところだった。
これで今日が終わるところだった笑。
俺たちだけならいいけど、代々ロックバンドが守ってきたんだよ。
ここでロンちゃんがチンチン出して、ビートルズからの歴史を終わらせるわけにはいかねぇんだよ笑。
23年前の阪神・淡路大震災のとき、何もできねぇと言われたミュージシャンが被災地で種を蒔きました。
そして17年後、その種は東北で芽を出しました。
次はどこへ行くんだろう。
大きな木になってほしい。
だとするならば、この曲を歌い継いでいかなければならない。」
【満月の夕】
ソウルフラワーユニオンの中川さん、ヒートウェイブの山口さん、そして、うつみようこさんをゲストに迎えて演奏された。
震災後、TOSHI-LOWが被災地でよく歌っていたそうだが、つい最近まで知らなかったし、『梵唄』で聴いた時はカバー曲であることも知らなかった。。
沖縄的な雰囲気がある曲ですごく良い曲だと生で聴いて思ったから、アルバムに収録してくれて良かった^ ^
それにしてもゲスト用の機材の出し入れが手際良すぎてとてもスムーズだった!
そして温かい曲から、シリアスな内容の【鼎の問】に。
フクイチの廃炉作業に従事する男たちの姿と言葉がスクリーンに映し出された。
この現実を忘れてはならないと思った…。
情緒あるミディアムナンバーが続く中、【FOR ONE'S LIFE】が勢いよく演奏された!
「俺たちの番はこれで終わります。
繋いだよ? 次の武道館は誰だ?
俺たちみたいなバンドをここに乗せてくれてありがとう。
『また今度』なんて言ったことなかったけど、また今度会いましょう。」
最後に演奏されたのは新譜の『梵唄』の1曲目の【真善美】。
最後にTOSHI-LOW1人になり、歌い切った瞬間マイクをステージに落とし、その音とともに客電が落ちて終了…!
最初から最後まで格好良すぎだ…!
BGMとともにスクリーンに出演したゲスト陣、そしてBRAHMANのメンバーの映像が次から次へと流れていた。
今度はスタンディングの席で暴れながらBRAHMANを楽しみたい!
確定してるのはツアーファイナルの新木場!
楽しみだ!
セトリ
The Only Way
雷同
賽の河原
BASIS
SEE OFF
BEYOND THE MOUNTAIN
DEEP
Speculation
其限
怒涛の彼方 with NARGO、北原雅彦、GAMO、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
AFTER-SENSATION
終夜
A WHITE DEEP MORNING
守破離 with KO(SLANG)
ラストダンス with ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)
不倶戴天
ARRIVAL TIME
Answer For...
警醒
今夜 with 細美武士(the HIATUS、MONOEYES)
満月の夕 with 中川敬、うつみようこ(SOUL FLOWER UNION)、山口洋(HEATWAVE)
鼎の問
FOR ONE'S LIFE
真善美