iwatch's blog

ロック好きの会社員。ここでは主に邦楽ロックのライブレポを書いています。

Peace On Earth

3/9

脱原発、東北の復興、そして平和を求めるフリー音楽イベント、Peace On Earthに行ってきました。
場所は日比谷公園


最初のアクトはSUGIZO
終幕後の数年間はソロのライブにも行ってたけど、10年ぶりくらいにソロライブを観た。


SUGIZO
「人々の願いと政府の利益にズレを感じる。共に社会を変えていきましょう」


そう言い、ライブが始まった。
SUGIZOはギターを弾くけど、基本的には打ち込みのテクノサウンド
俺がライブ行ってた頃はSUGIZOはギターボーカルだったから、随分変わってしまった。


「No More Nukes , Play The Guitar」と書かれた旗を時おり振ってて、その姿がちょっとシュールだった^^;


最後は震災の時の津波に耐えた木で作られたバイオリンで演奏。
Rest In Peace , Fly Awayを期待したけど叶わず^^;
でも、良かった。


その後daiちゃんと合流。
トークを挟んで、エセタイマーズのライブが始まった。
全然知らなかったけど、良いこと歌ってる。


「差別が嫌い~原発嫌い~♪」


「ヘイヘ~イ♪エセタイマーズ
平和を願ってる~♪
こんなデタラメな政府とさよならしたいよ~♪」


「練習が足りねえ~♪TOSHI-LOWがインフルエンザにかかったせいだぜ~♪」

ん?TOSHI-LOWと知り合いなのか?
てか、あの人ホソミンに似てるなぁ~と思ったら、ホソミンだった!
ヘルメット被ってサングラスかけてるオッサンはゴッチ!
それに気付いて前へグングン進むと、ドラムはハイスタの恒ちゃん、ウッドベースTOSHI-LOWだとわかった!
すげー!何だこのバンド、メッチャ熱い!!
すげー良いもん観れた!


ゴッチが昨日ツイッターでディスられたと話したら、ホソミンが「ツイッターなんかやってっからだよ!」って言ってた(笑)


最後に最初に演奏してた曲を再び演奏。


「ヘイヘ~イ♪エセタイマーズ
平和を願ってる~♪
こんなデタラメな政府とさよならしたいよ~♪」


この曲最高!!
本当さよならしてぇ!!
エセタイマーズまた観てぇ!!


その後はネオ、ねっつさん、ダイスケはんと合流♪


ステージ近くの物販に並んでたらダイスケはん(ねっつさん?)がゴッチ達を発見!
追っかけるねっつさん!
続いて俺も追っかける!
ゴッチと握手できるかも!
でも、ゴッチの後方にホソミン。
ホソミン追い越すなんてできねぇ…!
握手してもらったねっつさんに便乗し、俺もホソミンに手を差し出して握手してもらえた!



「最高でした!」


ホソミン
「(ちょっと戸惑い気味に)おぉ、ありがとう!」


前でTOSHI-LOWと歩いてくゴッチを追いかけるほどのがめつさは俺にはなかった。。
でも、ホソミンと握手できただけでもすごいこと!
エキサイティングな瞬間だった!


ステージの方に戻ると佐藤タイジのアクトに加藤登紀子SUGIZOがゲスト参加していた。
良いバイオリンの音色だった^^
今回のイベントはソーラーで発電した電力を使っていて。
ソーラー電力での楽器の音は良い感じらしい^^


ライブの合間はトークコーナー。
坂本教授、ゴッチ、三宅洋平の3人での対談だった。


今の政府に対抗できる勢力はないし、世界の終わりのタイムリミットも迫ってるから対抗できる勢力を作る時間もない。だから今の政府の人達を変えたい、友達になりたいというのが三宅洋平の考えで、なるほどなと思った。
坂本教授は「俺は仲良くなりたくないなぁ」と答えてたけど(笑)。


日本じゃ有名人は政治についてあまり意見を話したりしないけど、アメリカでは普通に意見を言ったりする社会で。
もっとみんな話せば良いのにと。
政治と日常に隔たりがあると思ってる人が多いけど、グラデーションのように続いてるものなんだと、ゴッチは話してた。


俺も本当にそう思う。
政治は日常に無関係ないどころか、直結してるとさえ思うよ。
もっとみんな政治について考えたり話したりできるような社会になれば良いのにと思う。
大衆が政治に興味を持たなければ喜ぶのは政治家なんだから。
やりたい放題になっちゃうからね。
まさに今の政府のように。
もっとこの3人のトークたくさん聞きたかった。


続くライブアクトはNAMBA69。
ダイバーが出てきた!
さすがエアジャム世代!
最後はSUGIZOがゲストギタリストで登場!
STAY GOLDをかました!
めっちゃ格好良い!!


すごいコラボ!
俺は高校の時にLUNA SEAラルクにハマって、大学に入ったらバンドをやろうと思って。
大学に入ったら当時はハイスタがめちゃくちゃ人気で、バンドサークルの人たちはV系に全く興味を持ってないどころか、ディスり気味な感じでもあった。
だからV系メロコアは水と油で相入れないものだと当時は思っていた。
そんな体験をしたから、このコラボはすごく特別なものに感じた。
ツイッターのやり取りからSUGIZOも難波もお互い良い感触を得たことが伝わってきたから良かった^^


続くアクトはヒップホップのグループ。
最後に「No Fucking 安倍政府!!」と叫んでた。
…ん?
安倍政府ファックと伝えたかったんだろうけど、意味が逆に(^^;
めっちゃツボって爆笑だった(笑)。


アクトの最中、関係者ブースからSUGIZOが出てきた。
俺の近くに向かってくるSUGIZO…これは行くっきゃねぇ!



「(手を差し出しながら)お疲れさまでした!」


握手で応えてくれたSUGIZO



「最高でした!」


SUGIZO
「ありがとう」


思わずガッツポーズ!!


SUGIZOの後にはたくさんのスレイブらしき人々とが列を成して付いていってた。
そして何故か戻ってくるSUGIZO
スレイブ達もぞろぞろと付いてきて面白かった(笑)


それにしても、ホソミンに続いて、SUGIZOとも握手出来るなんて…!
なんて日だ!!


俺は社会的であったり、政治的な発言をするミュージシャンが好きなんだけど、そのキッカケを作ってくれたのがSUGIZOなんだよね。
「俺は音楽で世界を変えられると本気で思っている!」というSUGIZOの言葉を20歳くらいの時に聞いて心底痺れた。
本当に素晴らしい1日!!


そして、BRAHMAN!!


TOSHI-LOW
「熱下がって72時間経ってるから、
インフルエンザうつさねぇから安心してくれ。
BRAHMAN始めます!」


初期衝動で始まり、賽の河原!!
さっきのNAMBA69以上のダイバーの多さで盛り上がりまくってた!!
普通に厚着してたから後ろの方で観てたけど、それがもどかしくなる程!


警醒ではTOSHI-LOWが観客の上に降臨!!
相当もみくちゃになってたようで、曲が終わった後のTOSHI-LOWの第一声が、

「よし、死人なし!」


だった(笑)。


恒例のMCでは、震災後3年間は頑張ってみようと思って、この長くて迷惑なMCも今日でやめようと思ってたけど、この3年間は長い戦いの準備期間だったと思うようになったと、今後も戦い続けていく気概を語ってくれた!


最後は福島第一原発の作業員に向けられた、鼎の問で締めくくった。
TOSHI-LOWは声もガラガラで全身全霊のライブだった…!


セトリ

初期衝動
賽の河原
露命
BEYOND THE MOUNTAIN
SEE OFF
ANSWER FOR...
警醒
鼎の問


その後はみんなと庄屋で飲み食いして、帰り道で日比谷公園を再び通った。
片付けが進んでる中、多くの光に包まれた慰霊の灯のようなものがあった。
東日本大震災で亡くなった方々の冥福を祈った。


震災から3年が過ぎた。
もうそんなに経つのかと思う。
復興も原発事故の収束も全然進んでないから、そう思うんだろう。
少しでも何か助けになるようなことができたら、と思う。